研究展示 小合友之助 人と作品
2022年5月20日(金) ~
6月12日(日)
小合友之助(1898-1966年)は蠟染の染色作家として伝統的な染色の革新に取り組み、文展や日展で数々の秀作を発表、日展評議員を務めました。型染の稲垣稔次郎とともに京都市立美術大学の染色専攻の初代教授として後進の育成にも努めました。京都の近現代の染色文化の礎を築いた功労者といえます。現在も第一線の染色作家には小合の影響を受けた人たちが数多くいますが、小合の他界から半世紀あまりが過ぎ、小合の仕事や人柄を次の時代へ語り継いでいくには今が好機といえるのではないでしょうか。今展では、これまであまり公開される機会がなかった小合の作品や資料を、ゆかりの人たちからお借りして、染・清流館の所蔵作品とともに展示します。将来、小合の大規模な回顧展が計画されるとしたら、そこへ向けての一里塚の役割を果たすことを願っています。
出品作家名
小合友之助