年間スケジュール
ANNUAL SCHEDULE
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2025年1月24日(金) ~ 2月23日(日)
京都市立芸術大学で染織を学び、沖縄県立芸術大学、広島市立大学で染色を教え、型染による作品を制作し、新匠工芸会をはじめ多くの展覧会で発表してきた倉内啓(くらうち・ひろし)の初期から現在に至る作品を展示します。自然の情景を基礎に据えながら、自己の内面と真摯に向き合いながら形象化された独自のイメージの作品を型染の特質を生かしながら制作してきました。時期によって、作風は変化を遂げていきますが、約30年にわたる創作の軌跡を辿ります。 -
2025年3月14日(金) ~ 4月13日(日)
鳥や動物は、古来、染色の重要なテーマとされてきました。古くは、正倉院宝物「鸚鵡﨟纈屛風・象木﨟纈屛風」や「紺夾纈絁几褥」「麟鹿草木夾纈屏風」などに鳥・動物が主要な題材として描かれています。現代の染色作家も例外ではありません。多くの作家が、その躍動感あふれる姿態、可愛い仕草、あるいは自然や季節を表す象徴として、作品に多彩な鳥や動物を取り上げてきました。染・清流館の所蔵品から、鳥獣を表現した作品を紹介します。 -
2025年5月9日(金) ~ 6月8日(日)
岡山で生まれ、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で、型絵染の人間国宝・稲垣稔次郎の薫陶を受け、型の連続と反復、並べ方により変容するなどの型染の豊かな創造性に魅了され、一貫して型染作品を制作してきました。日本の民族的な精神性が漲る「祀」シリーズ、1995年に沖縄県立芸術大学教授として赴任した沖縄での祭祀や豊潤な自然、約30年にわたる沖縄滞在での農作業と作品制作の日常やそれを取り巻く沖縄の現状など、1960年代から約60年にわたる長尾紀壽(ながお・のりひさ)の創作世界を展観します。 -
2025年6月27日(金) ~ 7月27日(日)
祇園祭の時期に合わせた昨年の企画展のパート2。宵山の頃に、山鉾町の旧家や老舗では、先祖代々伝わる美術品や調度品などを道行く人が見られるように飾る風習があり、祭を支えてきた町衆の文化を知る機会にもなっています。着物や工芸品なども飾られますが、屏風が多く飾られるので「屏風祭」の名で親しまれています。染・清流館の所蔵品から屏風作品を選んで展示し、「現代染色の屏風祭」を開催します。 -
2025年9月5日(金) ~ 9月28日(日)
1991年に、第一線で活動する代表的な現代染色作家が会派を超えて一堂に作品を発表する画期的な染色作品展として始まった「染・清流展」は、今回で第25回展を迎えます。重鎮から新鋭まで、選抜された約30名の染色工芸美術界で活躍する作家の新作が2期に分けて一堂に展示されます。世界でも稀な高度に発展した「染め」による造形表現の現在を見渡せる日本でも唯一の展覧会です。 -
2025年10月3日(金) ~ 10月26日(日)
1991年に、第一線で活動する代表的な現代染色作家が会派を超えて一堂に作品を発表する画期的な染色作品展として始まった「染・清流展」は、今回で第25回展を迎えます。重鎮から新鋭まで、選抜された約30名の染色工芸美術界で活躍する作家の新作が2期に分けて一堂に展示されます。世界でも稀な高度に発展した「染め」による造形表現の現在を見渡せる日本でも唯一の展覧会です。 -
2025年11月7日(金) ~ 11月30日(日)
次代を担う染色作家を育て、染色表現の世界をより活性化するために、将来を期待される若手染色作家たちを発掘し、その作品を紹介する展覧会です。斬新な発想、独自の技法など、従来の染色作品にはない若手ならではの独創性にあふれる魅力的な表現が期待されます。今回は、型染作家として長年、いくつもの美術系大学で染色を指導されてきた斎藤高志氏を監修者に迎え、新鮮で多様な染色に取り組む新鋭作家の作品が会場を飾ります。 監修:斎藤高志