年間スケジュール
ANNUAL SCHEDULE
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2026年7月7日(火) ~ 7月20日(月)
染・清流館の原点である「染・清流展」は1991年に京都市美術館で第一回を、以降第15回展まで毎年京都市美術館開催。2006年、染・清流館の開館を機に第16回展から会場を染・清流館へ移し隔年開催とし2025年に25回をかぞえました。 今展は軌跡展と題し、会場を京都市美術館に移しての25回を振り返る楽しみな展覧会です -
2026年5月15日(金) ~ 6月14日(日)
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2026年3月20日(金) ~ 4月26日(日)
無頼派イゴッソウな染色家‼ 田島征彦展 パート1『憤染記』の時代ー1960年代~2000年ー
染色作家・田島征彦の、京都では初めてとなる染色作品の全貌を辿る個展を開催します。初期の作品から近作まで60年以上にわたり取り組んできた型絵染による作品を、2期に分けて展示します。 田島征彦は、1940年に大阪府堺市に弟の征三と一卵性双生児として生まれました。5歳の時に高知県の山里に移住し、自然に囲まれた少年時代を過ごします。美術の道に進もうと、京都市立美術大学(現京都市立芸術大学)染織図案専攻に入学。稲垣稔次郎、小合友之助の両巨匠が健在で、染色を学ぶには充実した時代でしたが、劇団「アトリエ座」の活動に打ち込む一方、既成の権威に反発しながら前衛的な表現を模索する学生時代でした。現在は淡路島で畑を耕しながら創作に打ち込む日々を過ごしています。 パートⅠでは、1963年に結成した「染色集団∞(無限大)に出品された民話に題材をとった黒一色で人間の躍動する姿形をとらえた「ぽんぽんぴぃぴぃこまさらさら」から、大樹の精霊、平家物語、沖縄のキジムナー、羅漢などをテーマに制作した作品を展示します。田島作品の根底には、一貫して自然への畏敬、権威への抵抗の精神と民衆の逞しい生命力がみなぎっています。 田島征彦の型絵染ワールドをご堪能ください。 -
2026年1月23日(金) ~ 3月1日(日)
染・清流館の収蔵品から「人間」をモチーフに制作された染色作品を展示します。染色作家も、人物を表現の対象としてきました。染色の多様な技法により、たんに顔や姿形を写し取るだけでなく、人間の存在感や感情の揺らぎを染み込ませてきました。それらは、絵画とは異なる独自の世界を生み出し、「生きる人間」の息づかいを宿しています。人物を深く見つめ、その表情や姿の奥にある感情や時間をとらえようとする作品、また複数の人びとを描きながら、社会や時代の空気、群れの中で生きる個の存在を浮かび上がらせる作品など、作家が向き合う「他者」との距離、そして自分自身を見つめるまなざしが交錯しています。人物は、必ずしも写実的に描かれているわけではありません。ときに抽象的に、ときに象徴的に表されるその姿は、見る人にさまざまな感情や記憶を喚起します。無数の表情や立ち姿、佇む背中、交わる視線-それらは、ひとりの存在を超えて「人間とは何か」という普遍的な問いへの私たちを導きます。染めという行為によって表現された肖像や群像からは、染色表現ならではのさまざまな人間のドラマが響いてきます。 -
2025年11月7日(金) ~ 11月30日(日)
次代を担う染色作家を育て、染色表現の世界をより活性化させるために、将来を期待される若手染色作家たちを発掘し、その作品を紹介する展覧会です。斬新な発想、独自の技法など、従来の染色作品にはない新鋭作家ならではの独創性にあふれる魅力的な表現が期待されます。今回は、型染作家として、長年いくつもの美術大学で染色を指導されてきた斎藤高志氏の監修で、多様で個性的な染色に取り組む4名の作家の作品が会場に展開します。また、「かたちで遊ぶ」を共通のテーマに、出品者それぞれが小作品を制作し、一つのコーナーに一堂に展示し空間を構成する新しい試みを行ないます。 監修:斎藤高志 彩光の瞬き 「染め」はおもしろい。染料が布と結合し一体となる。 染めない染色作品など様々な表現がある今日、スケッチから始まり草稿を練り、染色し作品を完成させる。最もオーソドックスなスタイルである。 この展覧会のメンバーは、若手ならではの独創性という点では、多少物足りなさを感じるかもしれないが、奇を衒う事なく、真摯に制作に取り組む姿勢に共感を覚える。 各自の作風は今構築されつつあり、発展途上かもしれないが、誠実なアプローチから放たれるこの瞬間の『煌めき』を見て頂きたい。 5年後、10年後活躍する姿を思い浮かべて頂ければ幸いである。 監修者:斎藤高志 -
2025年1月24日(金) ~ 2月23日(日)
京都市立芸術大学で染織を学び、沖縄県立芸術大学、広島市立大学で染色を教え、型染による作品を制作し、新匠工芸会をはじめ多くの展覧会で発表してきた倉内啓(くらうち・ひろし)の初期から現在に至る作品を展示します。自然の情景を基礎に据えながら、自己の内面と真摯に向き合いながら形象化された独自のイメージの作品を型染の特質を生かしながら制作してきました。時期によって、作風は変化を遂げていきますが、約30年にわたる創作の軌跡を辿ります。 -
2025年3月14日(金) ~ 4月13日(日)
鳥や動物は、古来、染色の重要なテーマとされてきました。古くは、正倉院宝物「鸚鵡﨟纈屛風・象木﨟纈屛風」や「紺夾纈絁几褥」「麟鹿草木夾纈屏風」などに鳥・動物が主要な題材として描かれています。現代の染色作家も例外ではありません。多くの作家が、その躍動感あふれる姿態、可愛い仕草、あるいは自然や季節を表す象徴として、作品に多彩な鳥や動物を取り上げてきました。染・清流館の所蔵品から、鳥獣を表現した作品を紹介します。 -
2025年5月9日(金) ~ 6月8日(日)
岡山で生まれ、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で、型絵染の人間国宝・稲垣稔次郎の薫陶を受け、型の連続と反復、並べ方により変容するなどの型染の豊かな創造性に魅了され、一貫して型染作品を制作してきました。日本の民族的な精神性が漲る「祀」シリーズ、1995年に沖縄県立芸術大学教授として赴任した沖縄での祭祀や豊潤な自然、約30年にわたる沖縄滞在での農作業と作品制作の日常やそれを取り巻く沖縄の現状など、1960年代から約60年にわたる長尾紀壽(ながお・のりひさ)の創作世界を展観します。 -
2025年6月27日(金) ~ 7月27日(日)
祇園祭の時期に合わせた昨年の企画展のパート2。宵山の頃に、山鉾町の旧家や老舗では、先祖代々伝わる美術品や調度品などを道行く人が見られるように飾る風習があり、祭を支えてきた町衆の文化を知る機会にもなっています。着物や工芸品なども飾られますが、屏風が多く飾られるので「屏風祭」の名で親しまれています。染・清流館の所蔵品から屏風作品を選んで展示し、「現代染色の屏風祭」を開催します。 -
2025年9月5日(金) ~ 9月28日(日)
1991年に、第一線で活動する代表的な現代染色作家が会派を超えて一堂に作品を発表する画期的な染色作品展として始まった「染・清流展」は、今回で第25回展を迎えます。重鎮から新鋭まで、選抜された約30名の染色工芸美術界で活躍する作家の新作が2期に分けて一堂に展示されます。世界でも稀な高度に発展した「染め」による造形表現の現在を見渡せる日本でも唯一の展覧会です。