開催予定
コレクション展 肖像/群像 -人間をとらえた染色家の視線-
期間:
2026年1月23日(金) ~
3月1日(日)
午前10時~午後5時
月曜日(祝日の場合翌日)
染・清流館の収蔵品から「人間」をモチーフに制作された染色作品を展示します。染色作家も、人物を表現の対象としてきました。染色の多様な技法により、たんに顔や姿形を写し取るだけでなく、人間の存在感や感情の揺らぎを染み込ませてきました。それらは、絵画とは異なる独自の世界を生み出し、「生きる人間」の息づかいを宿しています。人物を深く見つめ、その表情や姿の奥にある感情や時間をとらえようとする作品、また複数の人びとを描きながら、社会や時代の空気、群れの中で生きる個の存在を浮かび上がらせる作品など、作家が向き合う「他者」との距離、そして自分自身を見つめるまなざしが交錯しています。人物は、必ずしも写実的に描かれているわけではありません。ときに抽象的に、ときに象徴的に表されるその姿は、見る人にさまざまな感情や記憶を喚起します。無数の表情や立ち姿、佇む背中、交わる視線-それらは、ひとりの存在を超えて「人間とは何か」という普遍的な問いへの私たちを導きます。染めという行為によって表現された肖像や群像からは、染色表現ならではのさまざまな人間のドラマが響いてきます。
出品作家名
小合友之助/加藤由起/兼先恵子/河田孝郎/喜多川七重/来野月乙/髙谷光雄/内藤英治/西山裕希子/本田昌史/室田泉/吉引ありさ/