新収蔵品展

2020年11月10日(火) ~ 11月29日(日)

染・清流館は現代染色美術の優品約500件を所蔵しています。その多くは1991年に始まった「染・清流展」の出品作を購入したものです。同展は京都を拠点に活動する有力な染色作家を中心に出品を呼びかけ、2005年まで毎年、計15回を京都市美術館で開催しました。2007年以降は、前年に開館した染・清流館を会場に隔年で開催しており、2021年には第23回を迎えます。所蔵作品はパネル形式の大作や屏風、タペストリー、着物、立体など、第15回までに出品された作品がかなりの部分を占めます。一方で、作家や遺族からの寄贈などにより近年新たに収蔵した作品もあり、今回は作家7名の表現を一堂に展示してご覧いただきます。それぞれの作家がモチーフや構図に工夫を凝らし、卓越した技法を駆使した染色世界を、どうぞお楽しみください。貴重な作品をご寄贈くださった皆さまに心から感謝申し上げます。

出品作家名

井隼慶人/日下部雅生/内藤英治/長尾紀壽/中野光雄/三橋遵/本野東一