開催中

コレクション展 鳥獣のいる情景

期間: 2025年3月14日(金) ~ 4月13日(日)
午前10時~午後5時
月曜日(祝日の場合翌日)

鳥や動物は、古来、染色の重要なテーマとされてきました。古くは、正倉院宝物「鸚鵡﨟纈屏風・象木﨟纈屏風」や紺夾纈絁几褥」「麟鹿草木夾纈屛風」などに鳥・動物が主要な題材として描かれています。現代の染色作品も例外ではありません。多くの作家が、その多彩な形状、姿態、色彩や表情、躍動感あふれる動作、大空を自由に飛翔する鳥たちの姿、心和ませる可愛い仕草、逆に荒々しい野性的な生態などを創作へのいよくの源泉とし、あるいは自然や季節を表す象徴として、また人間自身の隠喩として、作品のモチーフに様々な鳥や動物を取り上げてきました。開発や気候変動がもたらした生態系の変化による希少動物の増加や絶滅への危惧なども、動物や鳥類への関心の重要性を高めています。今回の展示では、染・清流館の所蔵品から、鳥獣を表現した作品を紹介します。

出品作家名

石田杜人/市村冨美夫/稲垣稔次郎/小合友之助/来野月乙/日下部雅生/栗原知枝/佐野猛夫/澁谷和子/内藤英治/樋上千哲/皆川月華/皆川泰蔵/山本唯与志