PAST EVENT GALLERY 2009 | |
2009,06,02-2009,07,24 祇園祭展 ![]() 「祇園祭は、温和しい京の男たちが、大きな山鉾を押し立てて、太陽に逆らっての行進なんや」と話された恩師 ・稲垣稔次郎先生のことが懐かしく思い出される。 先生の型絵染「祇園祭」「盛夏の行事」を画集を開いて眺めていると、いろんな想いがこみ上げてくる。 今年 (2009年)から5年間、毎年6月、 7月と開かれることになる「祇園祭展」の中心になって企画、人選を引き受けることとなったのも先生への思慕からかも知れない。 ぼくが祇園祭と深く関わるようになったのは、l974年処女作絵本 『祇園祭』からである。当時の祇園祭山鉾連合会会長さんと八坂神社権宮司さんに大変お世話になった。 そのお陰で祭を支えるたくさんの方がたとお会いして、お話を聞かせてもらった。 絵本は祭を創り上げる側から描いた。人びとの熱い想いを表現できたと思う。その絵本が世界の賞を戴いたこともあり、ぼくは祇園祭とは離れられなくなってしまった。 しかし、世界に誇る祭だけあって、その魅力は尽きることのない深いものがある。 この「祇園祭展」の会場は、山鉾町のほぼ中心、鉾の辻の近く「山伏山町」にある。染・清流館は、世界にひとつしかない染色の美術館である。稲垣先生の頃より、 祇園祭と染作家の繋がりはあるし、山鉾を飾る染織物は文化遺産そのものだ。 この展覧会が縁になって、若い染作家と祇園祭 ・山鉾町との結び付きが深まってゆけば、 これ以上の喜びはない。これからの5年間、染の祇園祭はどのような展開を見せてくれるか、楽しみである。 |
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染・清流館 ~染色専門美術館/京都~ ご利用案内
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